令和5年度 第14回 愛知県高等学校軽音楽大会レポート
2023年12月27日(水) 愛三文化会館もちのきホール
主 催:愛知県高等学校文化連盟軽音楽専門部・特定非営利活動法人全国学校軽音楽部協会
特別協賛:専門学校名古屋ビジュアルアーツ
後 援:愛知県・愛知県教育委員会・名古屋市・名古屋市教育委員会・愛知県私学協会
【出場校】愛知県立瑞陵高等学校/愛知県立旭丘高等学校/至学館高等学校/愛知県立旭野高等学校/名古屋市立緑高等学校/中部大学春日丘高等学校/愛知県立豊田北高等学校/名古屋市立工業高等学校/愛知県立瀬戸工科高等学校/愛知県立鶴城丘高等学校/金城学院高等学校/愛知県立明和高等学校/名古屋国際中学校・高等学校/愛知県立松蔭高等学校/名古屋経済大学市邨高等学校/名古屋市立向陽高等学校/大同大学大同高等学校/愛知県立昭和高等学校/愛知県立岡崎商業高等学校/名古屋市立名東高等学校/愛知県立惟信高等学校/愛知県立一宮興道高等学校/愛知産業大学工業高等学校/愛知県立半田高等学校
穏やかな陽気が続く年末の12月27日、愛知県大府市の愛三文化会館もちのきホールにおいて、第14回目となる「愛知県高等学校軽音楽大会」が開催されました。今大会は、主催の愛知県高等学校文化連盟軽音楽専門部による「新人戦」という位置付けということもあり、1年生バンドや初めて参加する学校も多く、活気溢れる大会となりました。また、来年の8月に開催される「アートフェスタ-愛知県高等学校総合文化祭」でオープニングを務める軽音楽専門部の代表校・バンドを選出する大会でもあり、12校24バンドがグランプリを目指して熱い演奏を繰り広げました。
今大会は、過去最多の応募数27校67バンドのエントリーとなりましたが、動画審査による足切りの必要がなく、そのままライブ予選を実施しました。11月25日に専門学校名古屋ビジュアルアーツ(NVA)でライブ予選が開催され、代表バンドが決定したのち、出場バンドも参加しての合同演奏会が同専門学校において12月9日に実施されました。本番に向けて講師の皆さんによるアドバイスやコメントがもらえる貴重な時間となりました。
NVAの他、愛知県に本社がある星野楽器販売株式会社からは例年同様TAMAのドラムセット貸し出しの協力をいただいたり、長野県からギターメーカーのフジゲン株式会社が見学に来られるなど、業界の注目も高まりつつある軽音楽部界隈ですが、本番日当日は受付を公立校と私立校との2ヶ所に分けたり、席の足りないホワイエにブルーシートを敷いて時間差で昼食をとるなど、前回懸案事項だった問題も解決されていました。
出場者向けのオリエンテーション・顧問ミーティング・審査員/コメンテーターの打ち合わせが同時進行で滞りなく実施され、菊華高等学校の演劇部生徒による丁寧な司会により、定刻に開会式が行われました。新人戦ながら、バックヤードでのチューニングやドラムスローン、及びスネアスタンドの高さ調整などの前準備、本番前のサウンドチェック、演奏後の公式写真撮影に至るまでのスムーズな行動や、部活動として参加している生徒たちの姿勢が印象的でした。
演奏は初出場の緊張感あるバンドから高校生とは思えないハイレベルなバンドまで様々でしたが、どのバンドもこの日のために練習を積んできたことが伝わる気持ちの入った演奏でした。全バンドの演奏終了後、最終的な順位/入賞者が決定し、表彰式/閉会式が行われ、記念撮影の後、今大会は無事に閉会しました。