2023年11月11日(土)昭和音楽大学
【参加校】神奈川県立鶴嶺高等学校/神奈川県立大和高等学校/神奈川県立新羽高等学校/茂原北陵高等学校
文化祭が終わり、各地で行われる新人大会やクリスマスライブが近づいてきた11月中旬。首都圏の軽音楽部を対象にした「軽音合同演奏会」を川崎市にある昭和音楽大学のライブホールで開催しました。今回は11日(土)と12日(日)の2日間にわたって行い、初日の11日は神奈川県と千葉県より4校/7バンド/約50名が参加しました。
当協会が主催する合同演奏会は「軽音楽部の練習試合」という位置づけで開催しています。演奏者はもちろんのこと、観覧者にも演奏する楽しさや活動する上での刺激を感じてもらうべく、3つの目的を提示。1つ目は、軽音楽系部活動に所属する生徒に発表の場を与え、他校の演奏を観覧する機会を提供すること。2つ目は、演奏後に講師によるアドバイスや講評を受けることで、今後の練習の参考にすること。3つ目は、合同演奏会を通じて参加校の生徒や顧問間の交流を図り、切磋琢磨する機会を提供することです。
今回は演奏会の前に「サウンドチェックのポイント講座」を実施。マイクの構造や正しい持ち方、「外音」と「中音」の違い、モニタースピーカーの役割などを解説したほか、マイクスタンドの立て方や楽器を演奏しながら歌う際のブームスタンドの向きなど、普段の部活動や演奏時に役立つ項目を中心に伝えました。講義の後半では、グループごとに参加者がモニタースピーカーの前に立ち、モニタースピーカーにボーカルの声を大きく返した際の聴こえ方やドラムセットのハイハットのみを強調した音作りの変化など、モニタースピーカーは自身が演奏しやすい環境を作るためのものであることを学びました。
サウンドチェックのポイント講座の後は、いよいよ演奏会の開会です。講師は昭和音楽大学 准教授の森 篤史先生と当協会の辻 副理事長が務め、各バンドがコピー曲やオリジナル曲を披露。演奏後には良かった点をはじめ、さらに良くなるためのアドバイスや提案が伝えられ、各バンドが参考にしました。軽音合同演奏会は今後も定期的に開催しますので、ぜひ参加してください。
協力:昭和音楽大学