令和5年度 第3回 高等学校軽音楽コンテスト関東大会
令和5年8月24日 国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール
■主 催:特定非営利活動法人全国学校軽音楽部協会/公益財団法人かけはし芸術文化振興財団
■後 援:文化庁
■特別協賛:日本工学院専門学校/日本工学院八王子専門学校
専門学校東京ビジュアルアーツ/ギブソン・ブランズ・ジャパン株式会社
残暑厳しい令和5年8月24日、第3回目となる高等学校軽音楽コンテスト関東大会が第1回、第2回に引き続き、国立オリンピック記念青少年総合センター大ホールにて開催されました。
開会式では、主催者の代表として登壇した当協会の三谷理事長から「本来、音楽に優劣をつけることはナンセンスなのかもしれません。五段階欲求説によると、人間は生理的欲求から安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求へと段階的に欲求を満たそうとするそうです。順位を争うことが承認欲求だとすれば、今日はその先の自己実現できたか、普段の練習の成果が披露できたかを自分たちで評価してみてください」との言葉があり、続いて公益財団法人かけはし芸術文化振興財団の山東昭子理事長が登壇し、「不安定な気候の中、皆さん本大会に向けて練習を重ねてきたことと思います。お互いの演奏を目や耳から吸収することも今後の活動に重要です。刺激を受けてまた頑張る気持ちが高まるでしょう。そしてその経験は将来必ず役立つことと思います」と激励しました。
今大会は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県から予選を勝ち抜いた25バンドが出演します。定刻通り大会がスタートすると、各バンド個性豊かな演奏を披露し、例年以上にレベルの高い大会となりました。
全バンドの演奏終了後、閉会式では審査員から総評があり、「非常に混戦でした。1拍の長さ、1小節の長さをはじめ、いろいろなものを『共有』できているかがキーワードだったように思います」「演奏後には、うまくいった、失敗した、もっとこうしておけば…などの思いがあると思います。そうやって振り返ることも成長のへ良い機会です」「音楽、歌詞、気持ちを伝えよう、表現しようとしていたバンドが多かったと思います。今回体験したことや感じたことを今後に活かしてください」との言葉がありました。
総評後は各プレーヤー賞、グランプリ他各賞の発表、表彰状とトロフィーや記念メダルの授与が行われ、記念撮影の後、今大会は幕を閉じました。今年度から、当協会主催の近畿北陸大会、中部大会、そしてこの関東大会の実績が認められ、文化庁の後援をいただくことができました。今後も部活動としての軽音楽を通した青少年の育成を支援していきたいと思います。
■参加:青山学院横浜英和高等学校・栃木県立足利南高等学校・茨城県立竹園高等学校・埼玉県立熊谷西高等学校・法政大学高等学校・神奈川県立麻溝台高等学校・東京都立足立新田高等学校・東海大学付属浦安高等学校・埼玉県立豊岡高等学校・神奈川県立藤沢総合高等学校・群馬県立玉村高等学校・千葉県立東葛飾高等学校・茨城県立日立第一高等学校・埼玉県立川越西高等学校・東京都立文京高等学校・千葉英和高等学校・高崎商科大学附属高等学校・中央大学杉並高等学校・豊島岡女子学園高等学校・日本大学明誠高等学校・神奈川県立厚木高等学校・千葉県立佐倉東高等学校・駒澤大学高等学校・神奈川県立市ケ尾高等学校