2022年11月23日(水)公益財団法人かけはし芸術文化振興財団(Artware hub)
【参加校】東京都立小山台高等学校・東京都立世田谷総合高等学校・広尾学園小石川高等学校・渋谷教育学園渋谷中学高等学校・東海大学付属高輪台高等学校・朋優学院高等学校・専修大学附属高等学校・神奈川県立麻生総合高等学校・相模女子大学高等部・千葉聖心高等学校・東京学館高等学校・群馬県立新田暁高等学校
期末試験を翌月に控えた11月中旬。首都圏の高校軽音楽部を対象にした「軽音学ぶセミナー」を開催。普段は楽器演奏のスキル向上をはじめ、様々なことを学び、交流を深める本セミナーですが、今回はiOS/iPad向けのアプリケーション「GarageBand」に特化した講座を実施。「GarageBand 完全マスター講座」と題し、東京や神奈川を中心に12校/約40名が参加しました。
当日は「第一部/インストール~各機能の説明(自分のiPhone/iPadを操作する)」「第二部/自習時間(各自で自習、不明な点は講師に質問する)」「第三部/成果発表(有志による演奏披露)」という3つのカリキュラムで進め、講師は8月に引き続き、専門学校東京ビジュアーツの朴 悠先生に担当していただきました。
定刻となり、第一部からスタート。プロジェクターでiPhoneの画面をスクリーンに映しながら「KEYBOARD」「DRUMS」「STRINGS」「BASS」「GUITAR」など、GarageBandに収録されている各楽器の紹介や各ボタンの役割をはじめ、「Smart Drums」や「ビートシーケンサー」を駆使したリズムパターンの簡単な構築方法を解説。朴先生の解説を聞きながら、自分のiPhoneやiPadで実践したり、メモを取っている生徒の姿が見受けられました。「AUDIO RECORDER」を使用したボーカルの録音方法にも触れ、GarageBandを駆使したオリジナル曲づくりのアイデアをいくつも学ぶことができました。
休憩時間を挟んで、第二部は自習時間です。イヤフォンやヘッドフォンを装着し、各自の端末で教わったことを実践。リズムパターンから構築してみたり、ギターやベースの「Autoplay」で、いくつかのパターンの中からピンとくるものを選択し、そこから広げていくなど、各自が作曲に取り組みました。朴先生が参加者の様子を見て周り、質問に答えたり、途中経過として、何人かの生徒のプロジェクトをスクリーンで共有するなど、集中した時間になりました。
第三部は成果発表会です。挙手した生徒が自習時間で出来上がったプログジェクトを披露したり、朴先生が自習時間中に目をつけた生徒を指名するなど、参加した顧問の先生も含め、6名がこれまでの出来栄えを発表。誰1人として似通った曲はなく、出来栄えの高さに会場がザワつく一面もあるなど、それぞれの成果を披露しました。
定刻となり、講座は終了。参加した生徒からは「GarageBandの使い方を深く知ることができ、これまで以上に興味が湧いた」「もっと触ってみたくなったので、どんどん使っていきたい」といった感想が寄せられました。