レポート

講習会/演奏会

【富山県】軽音学ぶセミナーを富山工業高校で初開催。県内より4校/約80名が参加

2022年8月1日(月)富山県立富山工業高等学校

【参加校】富山県立富山工業高等学校・富山県立高岡南高等学校・高岡第一高等学校・高朋高等学校

【協力】専門学校名古屋ビジュアルアーツ

「第4回 高等学校軽音楽コンテスト近畿北陸大会」の開催翌日、富山県での開催は初となる技術講習会「軽音学ぶセミナー」を実施。4校/約80名の軽音楽部員が参加しました。

定刻となり、開会式を済ませると、早速、座学からスタート。「部活動としての軽音楽部を考える」「アンサンブルが良くなる練習方法」「音と電気と音響の基礎知識」というテーマで、3つの講義を視聴覚室で行いました。特に1つ目の三谷理事長による「部活動としての軽音楽部を考える」の講義は初めて知ることが多かった様子で、参加した生徒からは「部活動を見直すキッカケになった」「今まで何となく取り組んでいたけれど、軽音楽部のことがもっと楽しく、より好きになった」といった感想がありました。

午後からはパートごとに教室へ移動し、レッスンを開始。講義は45分ずつを3コマ行いました。後半は代表バンドによるアンサンブルのクリニックを実施。講師がアンサンブルを中心に講評を伝え、見学の生徒も自分のバンドのことに置き換えて話を聞きました。

▲辻 副理事長による座学「アンサンブルが良くなるための練習方法」の1コマ。スライドを用いて、コツを伝授しました

▲ボーカル:発声の使い分けと練習する際のコツを図で紹介

▲ギター:基礎練習とコードの成り立ちを指板を用いて解説

▲ベース:メトロノームを用いた運指練習を紹介し、実践

▲ドラム:ストロークの基本とオープンリムショットのコツ

参加された皆さんから一言

「主観的な視点では気づけない点や直した方が良い癖を指摘してもらえたのが、すごく良かったです。これからに生かしていきたいと思います」「初心者がつまずいてしまいそうなことの紹介から教えてもらえたので、勉強になりました。バンドクリニックも客観的な感想を聞けたので、嬉しかったです」(富山県立高岡南高等学校)

「今日は講師の先生から様々なことを教えてもらえたので、今まで以上に音楽や楽器が好きになりました。基礎練習が一番大切と話していたのが特に印象に残りました」「僕はドラムパートの講習会に参加しました。70や80くらいのゆっくりとしたテンポでの基礎トレーニングが、とても参考になりました」(高岡第一高等学校)

「私たちの高校は初心者ばかりなのですが、講義がとてもわかりやすく、緊張を解してくれるような雰囲気もあり、とても良かったです」「クリニックではバンド内でのコミュニケーションやパフォーマンス面など、様々な視点からのアドバイスがあり、自分に置き換えて話を聞くことができました」(富山県立富山工業高等学校)

バンド・クリニック

富山県立高岡南高等学校/Stripe
演奏曲:君の知らない物語/Supercell
講評:トップバッターで緊張したと思いますが、堂々とした演奏でした。今後は2本のギターの棲み分けを検証したり、ベースの音色を見直すなど、「音作り」を意識してみてください。

高岡第一高等学校/Vivace
演奏曲:黎明(オリジナル曲)
講評:全員でリズムを取り、スネア・ドラムを叩くところ…2拍目と4拍目でノレるようになると、さらにグルーヴが出て、アンサンブルにまとまりが生まれるので、意識してみましょう。

富山県立富山工業高等学校/Street Cat
演奏曲:怪獣の花唄/Vaundy
講評:息の合った素晴らしい演奏でした。原曲のままではキーが高く、歌い辛そうだったので、カラオケのキー・チェンジをする感覚で、キーを変える(移調する)と歌いやすくなります。

 

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