2022年7月17日(日)浜松学芸高等学校
【参加校】浜松学芸高等学校・静岡県立浜松北高等学校・静岡県立池新田高等学校・静岡県立藤枝東高等学校・聖隷クリストファー高等学校・浜松聖星高等学校・加藤学園高等学校
【協力】専門学校名古屋ビジュアルアーツ
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、2019年の開催以降、見送りが続いていた技術講習会「軽音学ぶセミナー」ですが、万全の対策を実施し、3年ぶりに静岡県で開催することができました。今回は浜松市内の高校を中心に、7校/約100名が参加。コロナ禍で他校との交流や外部講師を招いての講習会などが激減する中、楽器の基礎知識や演奏スキル向上のコツを学びました。
開会式を行い、まずは「部活動としての軽音楽部」に関する座学からスタート。当協会の三谷理事長が登壇し、軽音楽部の特長や部活動であることの利点、活動する上での目標設定や心構えなどについてお話ししました。具体的には、軽音楽部での活動を通して「コミュニケーション」「チームワーク」「クリエイティビティー」を育むことができる点を挙げ、オリジナル曲を創作したり、既存曲をコピーする際も自らアレンジや編成を考えるなど、特に「クリエイティブ力」を高めることができるのが、他の部活動とは一線を画する点であることを述べました。
その後、パートごとに各教室へ移動し、レッスンがスタート。講義では、ボーカルは発声練習や自宅でできるボイス・トレーニングを、ギターやベースは楽器の構え方から始まり、チューニングのコツや運指練習、ベースは指弾きとピック弾きの使い分けを学びました。ドラムはセッティングの基本から正しい姿勢やキックの踏み方、キーボードは音楽ジャンルにマッチしたサウンドメイクや各種設定のコツなど、具体的な講習となり、参加した部員は自分の楽器で実践したり、メモを取るなど、真剣な眼差しで聴講しました。
後半は、代表バンドによるアンサンブルのクリニックです。演奏後に各パートの講師が講評を伝え、今後につながるアドバイスを伝授。他校の生徒も自分のことに置き換えて、話を聞きました。
▲「軽音楽部 2.0」と題して、部活動としての軽音楽部の特長やメリット、心構えなどについてお話ししました
参加された皆さんから一言
「各パートの先生方から基礎をしっかりと教えてもらうことができたので、良かったです。いろいろな高校が集まって参加する場を作っていただき、とても良い刺激になりました」「講義後に先生に質問をしに行ったの
「ボーカルの講義を受けたのですが、流行りのミックスボイスのコツを学びました。教えていただいたことを練習して、これからも頑張りたいです」「基礎的な部分を一から見直すことができて良かったです。先生が『歌うようにドラムを叩く』という表現をされていたのが、とても印象に残りました」(静岡県立浜松北高等学校)
「普段の部活動では学べないようなことや貴重なお話が聞けて、とても勉強になりました」「コロナ禍で今日のような講習会に参加したり、他校の人たちと交流するのは初めてだったのですが、今日は大会の緊張した雰囲気ではなく、リラックスした空気が流れていたので、楽しく講義を聞くことができました」(加藤学園高等学校)
「今日は、とても良い経験になりました。来れなかった部員にも共有したいと思います」「先生に質問したところ、優しく教えてくださったのと、質問したこと+αのアドバイスもいただけたので、嬉しかったです」「普段、見落としがちな基礎の部分をしっかりと教えてくださったので、とても良かったです」(浜松聖星高等学校)
「初めて教わることも、既に知っていることも今日は深く学ぶことができて、タメになることばかりだったので、参加して良かったです」「他校の演奏に刺激を受け、講師の先生のアドバイスを自分のことに置き換えて聞いていたので、とても勉強になりました。早速、学校で実践しようと思います」(静岡県立藤枝東高等学校)
「今日のような講習会は初めてだったのですが、どれも新鮮で、楽しく参加することができました」「他校の演奏に刺激を受けたほか、演奏技術や音色作りなど、参考になることばかりでした」「パートごとの講義では基礎からいろいろと学ぶことができ、教わったことを地道に続けていこうと思いました」(浜松学芸高等学校)