2021年12月26日　名古屋文理大学文化フォーラム（中ホール）

夏に続いて、入場時の検温や手指消毒の徹底、定期的な換気やマスクの着用など、新型コロナウイルス感染症への対策を万全に行いながら、今冬も軽音楽コンテストを開催することができました。日頃の練習の成果を発揮するべく、愛知県・岐阜県・静岡県・石川県・富山県・長野県・山梨県から14校／20バンドが出場しました。

新型コロナウイルス感染症への対策を行いながら、今冬も高等学校軽音楽コンテスト中部大会を開催。2019年の夏に始まった本大会も、今回で第5回目を数えることになりました。前日の愛知県大会に続いて、本大会も名古屋市立名東高等学校の放送部員が司会を担当。大会の進行や出場バンドの紹介を行いました。また、換気のためのドアの開閉や受付、出場バンドの誘導なども愛知県の出場校を中心に軽音楽部員が交代で行うなど、これまで以上に生徒主体の大会となりました。

主催者を代表して、当協会の三谷理事長が登壇。「東海や中部、北陸地方の軽音楽部の目標になるような大会を作ろう！ということで始めた中部大会も、今回で5回目を迎えることができました。顧問の先生方や協力してくださる関係者の方々にご尽力いただき、開催できることに感謝を申し上げます。今日はコンテストですので、日頃の練習の成果を発揮する日です。ぜひ頑張っていただきたいのはもちろん、各地の高校生バンドの演奏を見たり、聴いたりできる場ですので、『楽しかった』だけではなく、様々な学校のいろいろなバンドから学び、たくさんのことを吸収してもらえればと思います」と述べました。

審査員が紹介されると、早速、1バンド目の山梨県立甲府第一高等学校の「外壁工事中」の演奏からスタート。演奏後は全員で講評を聞きました。審査員からは「とても良い演奏で、練習を重ねてきた様子が伝わってきました。特にそれぞれのパートが目立つ部分が用意されており、オリジナル曲のアレンジも秀逸でした。欲を言うと、1曲を通して、ずっと全力投球という感じなので、強弱を付けるようにしてみてください。歌詞を読むと、主人公の気持ちが揺れたり、決意をするなど、そんな心情も演奏で再現できると良いと思います」「サビのアレンジの変化が多すぎて、少し慌ただしい印象を受けました。あまり派手に変化を付けるのではなく、もう少しバンド全体で4分音符を感じられると、さらに良いアンサンブルになると思います」といった講評やアドバイスが伝えられ、今後の参考にしました。

▲大きな舞台で日頃の練習の成果を存分に発揮しました

全20バンドの演奏が終わり、厳正な審査のもと、今冬の大会は愛知県立旭丘高等学校の「THELASTL!E」がグランプリを受賞。審査員長である、当協会の副理事長は総評で「出場バンドの総合的なレベルが上がっており、今日の大会に向けて、皆さんが必死に練習してきた様子や想いは、どのバンドも同じでした。ただ、全体的なレベルは上がっているのですが、どのバンドも何か1つが足りない…という印象があり、例えば、演奏技術は高いけれど、全員でまとまっていく！というアンサンブルが足りなかったり、オリジナル曲の完成度は高いけれど、音色へのこだわりが感じられなかったり、観客を魅了するというパフォーマンスがもう一歩だったり…という感じでした。今日は、いろいろなバンドの演奏を聴いたと思うので、自分たちのことを激励しつつ、他校の良いところを取り入れて、明日からの活動に励んでください」と述べ、大会を締めくくりました。

▲入賞バンドには表彰状やトロフィーが授与されました

▲名古屋市立名東高等学校の放送部員が大会の司会を担当

結果報告

グランプリ
○THELASTL!E／愛知県立旭丘高等学校
準グランプリ
○琥珀／名古屋経済大学市邨高等学校
第3位
○in 廻局（いんまわのきあ）／名古屋市立名東高等学校
稲沢市長賞
○痙攣／名古屋市立名東高等学校
奨励賞
○Void Breakers／愛知県立旭野高等学校
○スノードロップ／名古屋経済大学市邨高等学校
○プリン虫／愛知県立岩倉総合高等学校
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外壁工事中／山梨県立甲府第一高等学校
l∧pin／愛知県立旭丘高等学校
Vivace／高岡第一高等学校
La Pucelle／高岡第一高等学校
Starry Sky／石川県立羽咋高等学校
セルシウス／愛知県立旭丘高等学校
スピネル／岐阜県立可児高等学校
Crown／浜松修学舎高等学校
Ho_zuki／石川県立羽咋高等学校
Ray／長野県篠ノ井高等学校
Charme／長野県長野吉田高等学校
TetrapoZ／岐阜県立斐太高等学校
無心／山梨県立笛吹高等学