2021年12月25日 名古屋文理大学文化フォーラム(中ホール)
新型コロナウイルス感染症への警戒が続く中、昨年度に発足した愛知県高等学校軽音楽連盟とのダブル主催という形で、今冬も大会を開催。検温や定期的な換気をはじめ、マスクの着用徹底や歌唱用のウインドスクリーンを配布するなどの対策を万全に行い、予選を勝ち抜いた19校/19バンドが日頃の練習の成果を発揮しました。
主 催 特定非営利活動法人全国学校軽音楽部協会 主 催 愛知県高等学校軽音楽連盟 特別協賛 名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校 後 援 愛知県・愛知県教育委員会・愛知県高等学校文化連盟・名古屋市教育委員会 後 援 稲沢市稲沢市教育委員会・一般財団法人稲沢市文化振興財団・株式会社中日新聞社 |
定刻になり、司会者が登場。今冬の大会は名古屋市立名東高等学校の放送部員が担当し、大会の進行や出場バンドの紹介を行いました。他にも、ドアの開閉や受付、出場バンドの誘導なども各校の軽音楽部員が交代で担当するなど、これまで以上に生徒主体の大会となりました。
はじめに、主催者を代表して当協会の三谷理事長が登壇。「『愛知県内の軽音楽部の目標になるような大会を作りましょう!』ということで2017年に旗揚げをし、多くの先生方や関係者の方々にご協力をいただきながら、今冬で10回目の開催を迎えることができました。愛知県大会は昨年4月に愛知県高等学校軽音楽連盟が設立されたことから、昨年度からダブル主催という形で開催しています。さて、軽音楽部は部活動であり、バンドや音楽を通して、コミュニケーションとチームワーク、クリエイティビティーを発揮できる素晴らしい部活動だと考えています。今日はコンテスト当日ですので、日頃の練習の成果をステージで存分に発揮して欲しいと思いますが、一方で、今日の大会の結果がすべてではありません。皆さんが『これまでどんな活動をしてきたのか?』ということの方が大切です。ぜひ今日の大会を契機に明日以降も頑張って欲しいと思います」と述べました。
次に、愛知県高等学校軽音楽連盟より、委員長の中村弘之先生が登壇され、「おかげさまで、昨年の4月1日に愛知県高等学校軽音楽連盟が立ち上がりました。昨年から続くコロナ禍で、各校におかれましては練習時間や活動場所、発表の機会など、苦労されていることと思いますが、『これまでの努力や大会にかける想いを発揮する場を作ってあげたい…』という考えのもと、夏に続いて、大会を開催することができました。今日は、どのバンドも熱い想いをステージで発揮してくれると思いますので、皆さんで温かい拍手を送り、お互いにその努力を讃え、皆で良い大会にしたいと思います」と述べられました。
審査員が紹介されると、早速、1バンド目の演奏からスタート。演奏後には審査員から「リズム感が良く、とても良いグルーヴが出ていました。特にドラムとベースのリズム隊が良かったです。アドバイスとしては、せっかくギターが2人いるので、もう少し2本の音色の違いを出せると良いと思います。はっきりと両者の違いを出した方がサウンドに奥行きが出て、さらに空間が広がったサウンドになります」「演奏力が高く、安心して聴くことができました。特に良かったのは、しっかりと楽曲を理解し、それらが体に染み込んでいる点です。『ボーカルは、こうやって歌いたいんだな…』『楽曲を通して、こういう風に盛り上げたい/盛り下げたい』という意思が、メンバー間で共有できていたことが素晴らしかったです」といった講評や具体的なアドバイスが伝えられ、演奏者をはじめ、他校の軽音楽部員も真剣に耳を傾けていました。
全19バンドの演奏が終わり、審査協議の時間を挟んで、表彰式へと移行。審査員から大会全体の総評と審査結果が伝えられ、今冬の愛知県大会は閉幕しました。
結果報告
グランプリ
○鬼灯/名古屋経済大学市邨高等学校
準グランプリ
○Void Breakers/愛知県立旭野高等学校
第3位
○プリン虫/愛知県立岩倉総合高等学校
稲沢市長賞
○痙攣/名古屋市立名東高等学校
奨励賞
○band J/名古屋市立緑高等学校
○THELASTL!E/愛知県立旭丘高等学校
○ECHOLL/名古屋国際高等学校
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ハリネズミ/菊華高等学校
椅子からぼたもち/中部大学春日丘高等学校
AN’Z/名古屋市立桜台高等学校
み缶/ルネサンス豊田高等学校
ボニカ’82/星城高等学校
みたらし&だんご/愛知県立瀬戸工科高等学校
lily/東海学園高等学校
Lattice Y/愛知県立瑞陵高等学校
せろとにん/中京大学附属中京高等学校
ぷれぱらーと/愛知県立半田高等学校
Un=CeRtain/愛知県立明和高等学校
Aldier/名古屋市立工業高等学校