早弾きをしたいのですが、どういう練習をすればよいですか。どんなギタリストの演奏を聴けばいいですか

このコーナーでは、バンドのアンサンブルをはじめ、ボーカルやギター、ベース、ドラムなど、デジレコ・バンド・クリニックの講義の中で高校生の軽音楽部員から質問されることが多い「疑問」を取り上げ、誌面上で解説していきます。ぜひ参考にして、これからの練習に役立ててください。(2015/12/DiGiRECO.JR VOL.9 掲載) 協力:専門学校ESPミュージカルアカデミー

Q:早弾きをしたいのですが、どういう練習をすればよいですか。どんなギタリストの演奏を聴けばいいですか

A:ミュージシャン科講師 阿部雄太郎先生

速弾きにも「スウィープピッキング」や「エコノミーピッキング」、ほとんど右手を使わずに左手の指だけで速弾きする(音を奏でる)「レガート」など、いろいろなテクニックがあります。これらはコードやスケールにそった左手の存在が必要不可欠です。ギターという楽器は左手で押さえてから右手でピッキングしますので、まずは左手できちんとフレットを押さえることを意識しましょう。フレットを強く押さえてピッキングし、徐々に左指の力を弱めていく、といった左指の力加減を練習することが近道です。音がかすんで鳴らなくなる寸前のキチンと発音している辺りが、速弾きの力加減の目安になります。右手は左手に追従する形でピッキングしていくのが理想です。右手のピックの振り幅はなるべく小さく均一にし、力まず自然なピッキングをすることを心がけましょう。

どの速弾きギタリストにもお決まりのパターンが存在するので、自分の好きな音楽やギタリストが、どのようなスケールで速弾きしているのかをキチンと押さえておきましょう。ただ、頭で覚えておくだけではなく、速弾きは鍛錬が必要となりますので(笑)、自然に弾けるようになるまで、がんばって練習しましょう。速弾き入門者は、最初はスケールの上り下りだけでもOK。自分の好きなメロディーやフレーズがあるのであれば、それも練習材料になりますので、遅いテンポから徐々に速いテンポでフレーズを繰り返し練習しましょう。

現代にもたくさんの速弾きギタリストがいますが、元をたどって行くと必ずと言って良いほど80年代のギタリストの影響が見え隠れします。イングヴェイ・マルムスティーン、アルディ・メオラ、ヴァン・ヘイレン、ポール・ギルバート、クリス・インペリテリ、スティーブ・ヴァイ、アンディー・ティモンズ、マイケル・ロメオ、マーティー・フリードマン、ジョー・サトリアーニ…など、言い出したらキリがありません。それぞれ、オリジナリティー溢れるフレーズやスケールの響きではありますが、速弾きの基礎は変わりません。現在でも使われているフレーズが山ほどあるので、一度聴いてみることをお勧めします。

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