ビブラートのしかたを教えてください

このコーナーでは、バンドのアンサンブルをはじめ、ボーカルやギター、ベース、ドラムなど、デジレコ・バンド・クリニックの講義の中で高校生の軽音楽部員から質問されることが多い「疑問」を取り上げ、誌面上で解説していきます。ぜひ参考にして、これからの練習に役立ててください。(2015/12/DiGiRECO.JR VOL.9 掲載) 協力:専門学校ESPミュージカルアカデミー

Q:ビブラートのしかたを教えてください

A:ミュージシャン科講師 藤本 朗先生

ビブラートとは、フレーズの中や最後の伸ばす音に対して波を付けて揺らすことを指し、現在のメジャーボーカリストのほとんどが曲中で使っていることを考えても、表現法の1つとして習得しておくことが必須のテクニックになります。

その効果は、バラードタイプの曲に使うことによって柔らかさ、優しさ、切なさといったニュアンスを足すことができ、アップテンポの曲にはスピード感をプラスすることができます。

その練習方法は、ハミングで先ず音を伸ばし、「ン〜ン〜ン〜ン〜」といった感じで音を叩くようにリズムを出してみてください。その時に、硬口蓋へ当てる声の音圧(いわゆる共鳴)の差として叩けていることを確認してください。  注意点としては、音程が変化していないこと、叩く強さが全て同じになること、波の速さが揃っていること。また初めから早い波にしようとせず、ゆっくり叩くことから始めてください。

波を付けにくい時は、うんうんと頷きながら付けてみたり、手で何かを叩くようにしながら付けてみてください。

さらに、波の小さい部分の共鳴がしっかり鳴っていて、まっすぐな線が感じられることが大切です。これがないと、波の強いところだけが目立つ断続的、途切れ途切れに聴こえてしまって伸びやかさに欠けてしまします。これを「ビブラートの支え」と言います。

波を付けることに慣れてきたら、波のスピードをできるだけ早くしてみましょう。そして、何かのフレーズを歌ってみて、その最後の伸ばす音に使うことが出来るかを試してみましょう。諦めずに繰り返して練習してくださいね。

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