腹式呼吸ってどういうことですか

このコーナーでは、バンドのアンサンブルをはじめ、ボーカルやギター、ベース、ドラムなど、デジレコ・バンド・クリニックの講義の中で高校生の軽音楽部員から質問されることが多い「疑問」を取り上げ、誌面上で解説していきます。ぜひ参考にして、これからの練習に役立ててください。(2015/9/DiGiRECO.JR VOL.8 掲載) 協力:専門学校ESPミュージカルアカデミー

Q:腹式呼吸ってどういうことですか

A:ミュージシャン科講師 藤本 朗先生

腹式呼吸は、息を吸うとお腹が膨らみ、吐くと凹む呼吸法のことです。具体的には肺の下にある横隔膜を吸う時に下げ、肺の下の内臓を上から押して横に広げることにより、お腹、わき腹、背中が膨らみます。通常、人間は胸式呼吸中心に呼吸していて、トレーニングを積むことで横隔膜をより柔らかく伸びやかにすることが出来、腹式呼吸の度合いを高めることが出来ます。

トレーニング法としては、①寝転んで呼吸し、お腹が膨らんだり凹んだりする感覚を確認する ②それを立って行う、を繰り返します。吸うときに肩を上げない、喉付近の力を抜いて呼吸する、を心がけてください。

胸式中心の呼吸が歌に良くない、腹式呼吸が歌に適している理由は、①胸式中心だと喉付近の筋肉に力が入りやすい ②腹式呼吸中心の呼吸をすることで、より多くの息を吸えるので、長いフレーズはもちろん、ロングトーンも安定しやすい ③息に余裕が出来るので、フレーズの中に抑揚(アクセントやダイナミクスなどの大小強弱)④同じ理由でビブラートを整えやすい、などがあります。

 

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