音量バランスの取り方のコツを教えてください

このコーナーでは、バンドのアンサンブルをはじめ、ボーカルやギター、ベース、ドラムなど、デジレコ・バンド・クリニックの講義の中で高校生の軽音楽部員から質問されることが多い「疑問」を取り上げ、誌面上で解説していきます。ぜひ参考にして、これからの練習に役立ててください。(2015/9/DiGiRECO.JR VOL.8 掲載) 協力:専門学校ESPミュージカルアカデミー

Q:音量バランスの取り方のコツを教えてください

A:ミュージシャン科講師 飯田直人先生

バランスの取り方のコツは沢山ありますが、今回はその中でも特に重要な2つを紹介します。

バンドメンバーの各楽器の最大音量をメンバー全員で把握すること

例えはバンドの編成が、Vo. Gt.×2. Ba. Dr. だったとすると、練習環境にもよりますが、基本的に練習スタジオではDr.にマイクを立てないことがほとんどですので、この場合Dr.以外のメンバーはアンプのボリュームつまみやミキサーのフェーダーを上げれば簡単に音が大きくなりますが、Dr.だけはボリュームの調整を人力で行わなければなりません。それからVo.は音量を上げすぎるとハウリング(ピーとかキーンとか高い音が出てしまう現象)が起こりやすいです。音量調整の仕方が人力ではないとは言え、Vo.も音量を大きくするのには限界があるものです。これらのことを踏まえて、最大音量がそこまで大きく出来ないDr.とVo.の音量を把握し、この2つをかき消してしまうことのないよう音量を決めていくとやり易いと思います。特にDr.のスネアと歌がしっかり聞こえるようバランスを取ると演奏し易いですよ!

音量を上げれば聞こえやすくなる…という問題ではないということ

自分の音が聞こえないと、ボリュームを上げたくなるのが普通だと思います…が、ここはグッと堪えて、他に聞こえやすくする方法はないか考えてみましょう。例えば…

1. メンバーの立ち位置を変えてみる

2. アンプの角度や高さを色々変えてみる。

3. アンプのEQや、ドラムのチューニングを変えてみるなどなど…。

何かの音を上げれば、何かの音をかき消すことになるかもしれない。つまり音量を上げずに聞こえやすくすることが出来れば、それほど良いことはないということです。

最後に…1番大切なことは、メンバー全員が気持ち良く練習できることです。自分の音が良く聞こえても、メンバーの誰かがやり難い状況で気持ちがノッてないと、演奏自体が良いものになりません。質の高い練習になるようメンバー内でしっかり話し合って、音量バランスを決めてみてくださいね。

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