耳コピの仕方がわかりません?

このコーナーでは、バンドのアンサンブルをはじめ、ボーカルやギター、ベース、ドラムなど、デジレコ・バンド・クリニックの講義の中で高校生の軽音楽部員から質問されることが多い「疑問」を取り上げ、誌面上で解説していきます。ぜひ参考にして、これからの練習に役立ててください。(2015/9/DiGiRECO.JR VOL.8 掲載) 協力:専門学校ESPミュージカルアカデミー

Q:耳コピの仕方がわかりません?

A:ミュージシャン科講師 山本英美先生

 この曲を耳コピしたい!と思っても、バンドスコアもない、インターネットで検索しても出て来ないでは、コピーする(音を探す)のは大変です。今はコードを探り当てるアプリなんていうのもあるようですが、耳コピは自分の音楽知識、技術を深める為にとても役立つトレーニングです。目的別に解説しますので、トライしてみてください。

メロディー(単音)を耳コピしたい場合

単音の場合、鼻歌で音を取ってそれをピアノなど鍵盤楽器に置き換えてみるというのがいいかもしれません。何度もくり返し聞いて音をたどっていくと「これっ!」という音が必ず見つかるはずです。ひとつ目の音が見つかったら、次の音はそれより高いのか低いのか、どれくらい音の幅があるのか、どれくらいの音の長さなのかを目で見ながら、リズムを刻みながらひとつずつ探していきます。いくつか探り当てられれば、次の音が徐々に見つけやすくなると思いますよ。そして重要なポイントとしては、楽曲には必ず「Key=調」があるということです。基本的に音楽は12音のどれかの音をルートとしたメジゃースケールかマイナースケールでできていると言うことです。途中で転調(Keyが変わること)していたりスケール以外の音を使っている場合もありますが、その曲のメロディーやフレーズを探す土台になるので、まず曲のKeyを見極めることからやってみましょう!最初は難しいかもしれませんが、あまりテンポの速くない、音数も多くない曲から始めてみることをお勧めします。

コード(和音)を耳コピしたい場合

コードの場合はメジャー(明るい)マイナー(暗い)などもあるので、まずベース音(ルート音)を探さなくてはいけません。この場合使う楽器は、ギターでもピアノでも構わないと思います。まずベース音がわかったら、音の高さを考えながら知っているコードを弾いて当てはめてみてください。コードがあまりよくわからない…といった場合は、まず「ダイアトニック・コード」なんていうのも調べて勉強してみるところから始めるのも良いでしょう。最初のコードが探せたら、「ダイアトニック・コード」の進行に基づいて次のコードを探してみると案外見つけやすいかもしれません。それでも「何かが違う」といった場合は装飾音が入ってる場合があるので、コードブックなどで調べて当てはめてみましょう。

最初はなかなか思うようにいかなくてイライラしたりもしますが、わかってくるとだんだん早く取れるようになり、相対音感、そしてリズム感が鍛えられると思います。それから補足になりますが、耳コピしたい音(音楽)がスピーカーから出てくる音だとよく聞き取れない…なんて時もヘッドホンで聞いてみたら聞こえた!というケースもあるので音を聞く環境もいろいろ試してみましょう。

 

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