ギターのネックは太いほうが音は太くなる

世の中には人から人へと伝え継がれている話がたくさんあります。それがウソかホントかわからない話だったりして、聞かされた方としてはとっても微妙な気分だったりします。でも、とりあえず信じてしまうのが不思議!しかも教えられた人も真偽のほどはよくわかっていないのですが、自分の知人にまた教えてしまう…。そうやってこのウンチクはネズミ講のように広がっていきます。こうなったらもう一昔前に流行った伝言ゲームと同じです。途中で聞きまちがいやその人なりのアレンジが入ったりして、いつ東京湾にゴジラが上陸してもおかしくない状況…(笑)。いわゆる都市伝説の類いですね(笑)。「友達から聞いたんだけど…」という、あいまいだけどリアルな話にちょっと専門的な知識が乗っかってものすごく「しっくりくる話」になる、というのがこのテの話の基本的な構造かもしれません。これらの中には「完全に事実から逸脱してしまったモノ」があるかと思えば「正解のモノ」もあり、「ある意味では正解」なんていう質の悪いモノまで多種多様。でも、結構おもしろかったりして憎めない…そんな話って皆さんのまわりにもたくさんありませんか。

そこでエレクトリック・ギターとその周辺機器に関する都市伝説の特集です。とは言え、この僕も伝説に踊らされているかもしれませんので、専門的な検証は株式会社インフィニティー・プロダクツの代表取締役、木庭啓惟氏にお願いしました。(文:近藤正義/WIRED)

(2008/5/ElectricGuitar VOL.19 掲載)

#24:ギターのネックは太いほうが音は太くなる

まあ、これはそのギターを所有している人の思い込みでしょうね。わざわざ弾きにくい太いネックを弾いていればなんだかそれだけで根性が入っているように感じますからね(笑)。でも常識的な範疇での太い細いならサウンドにはほとんど関係ないはずです。

例えばフェンダー・ストラトキャスターのビンテージならネック・グリップが細い70年代のモデルが60年代のモデルより細い音ということはありませんし、ネックの太い58年のレスポール・スタンダードが若干ネックの細い60年のモデルよりごっつい音かといえばそんなことはありません。ネックが太くて弾きづらいギターで頑張るよりも、自分に合った弾きやすいネックのギターをしっかり調整して弾くほうがよい音を出す近道ではないでしょうか?。

ちなみに90年代のフェンダー・ストラト/初期ジェフ・ベック・モデルはあまりの極太ネックに買った人から苦情が殺到し、セカンド・バージョンからはほんの少し細くしたらしい(笑)。それでもまだ太かったけどね…。

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