長いケーブルはノイズ発生の原因になる

世の中には人から人へと伝え継がれている話がたくさんあります。それがウソかホントかわからない話だったりして、聞かされた方としてはとっても微妙な気分だったりします。でも、とりあえず信じてしまうのが不思議!しかも教えられた人も真偽のほどはよくわかっていないのですが、自分の知人にまた教えてしまう…。そうやってこのウンチクはネズミ講のように広がっていきます。こうなったらもう一昔前に流行った伝言ゲームと同じです。途中で聞きまちがいやその人なりのアレンジが入ったりして、いつ東京湾にゴジラが上陸してもおかしくない状況…(笑)。いわゆる都市伝説の類いですね(笑)。「友達から聞いたんだけど…」という、あいまいだけどリアルな話にちょっと専門的な知識が乗っかってものすごく「しっくりくる話」になる、というのがこのテの話の基本的な構造かもしれません。これらの中には「完全に事実から逸脱してしまったモノ」があるかと思えば「正解のモノ」もあり、「ある意味では正解」なんていう質の悪いモノまで多種多様。でも、結構おもしろかったりして憎めない…そんな話って皆さんのまわりにもたくさんありませんか。

そこでエレクトリック・ギターとその周辺機器に関する都市伝説の特集です。とは言え、この僕も伝説に踊らされているかもしれませんので、専門的な検証は株式会社インフィニティー・プロダクツの代表取締役、木庭啓惟氏にお願いしました。(文:近藤正義/WIRED)

(2008/5/ElectricGuitar VOL.19 掲載)

#22:長いケーブルはノイズ発生の原因になる

これはもう長ければ長いほど不利です。なにかとトラブルの原因になります。ですからエフェクター間の連結、ギターやアンプの連結がとぐろを巻くほど長い(笑)という状態は避けたほうがよいでしょう。ねじれた個所からアース線が傷付いたりするとそこからノイズが侵入します。カール・コードにノイズが乗りやすいと言われるのも伸ばせば全長が長いからです。

また、ステージ上などにおきまして電源ケーブルとシールドが並走した状態になっているのをよく見掛けますが、これもノイズが乗っかるので気を付けたほうがよいでしょう。ちなみにクロスに交差するのは問題ありません。

シールドの長さについては、膨大なラック・システムを構築したりアルバート・コリンズのように何10メートルもあるシールドを使って客席へ乱入する(笑)ような使い方をしない限り、常識的にシンプルなセッティングなら過度に神経質になる必要はないと思います。しかしシールドは使えば痛む消耗品ですから時々交換したほうがよいでしょう。

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