トーキング・モジュレーターを多用すると脳に悪影響がある

世の中には人から人へと伝え継がれている話がたくさんあります。それがウソかホントかわからない話だったりして、聞かされた方としてはとっても微妙な気分だったりします。でも、とりあえず信じてしまうのが不思議!しかも教えられた人も真偽のほどはよくわかっていないのですが、自分の知人にまた教えてしまう…。そうやってこのウンチクはネズミ講のように広がっていきます。こうなったらもう一昔前に流行った伝言ゲームと同じです。途中で聞きまちがいやその人なりのアレンジが入ったりして、いつ東京湾にゴジラが上陸してもおかしくない状況…(笑)。いわゆる都市伝説の類いですね(笑)。「友達から聞いたんだけど…」という、あいまいだけどリアルな話にちょっと専門的な知識が乗っかってものすごく「しっくりくる話」になる、というのがこのテの話の基本的な構造かもしれません。これらの中には「完全に事実から逸脱してしまったモノ」があるかと思えば「正解のモノ」もあり、「ある意味では正解」なんていう質の悪いモノまで多種多様。でも、結構おもしろかったりして憎めない…そんな話って皆さんのまわりにもたくさんありませんか。

そこでエレクトリック・ギターとその周辺機器に関する都市伝説の特集です。とは言え、この僕も伝説に踊らされているかもしれませんので、専門的な検証は株式会社インフィニティー・プロダクツの代表取締役、木庭啓惟氏にお願いしました。(文:近藤正義/WIRED)

(2008/5/ElectricGuitar VOL.19 掲載)

#20:トーキング・モジュレーターを多用すると脳に悪影響がある

これは70年代後期にちまたでよく囁かれたもんです(笑)。当時、このエフェクターをよく使用していたのはジェフ・ベック、ジョー・ウォルシュ、ピーター・フランプトンくらいでしょう。たまに使ったのがジョー・ペリー、80年代以降にはリッチー・サンボラくらいでしょうか?あまり使う人がいなかったこと、急に皆が使わなくなったこと、などからこの「バカになる説」は益々真実味を帯びてくるわけです。

当時から使うギタリストが少なかったのは強烈なキャラのエフェクトな上にセッティングが面倒で使いづらかった、皆が使わなくなったのは単純に飽きたからでしょう(笑)。しかし、口の中にギターの音が飛び込んでくるわけですから頭蓋骨全体がスピーカーになったようなもので気持ちが悪いと感じる人が大半でしょうね。逆にこれが気持ち良くてハイになる人がいるのも事実ですが、その人が発狂してもエフェクターのせいというよりその人に問題があるのでは…(笑)。

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