フィンガー・イーズを使い続けるとネックやフレットに悪い

世の中には人から人へと伝え継がれている話がたくさんあります。それがウソかホントかわからない話だったりして、聞かされた方としてはとっても微妙な気分だったりします。でも、とりあえず信じてしまうのが不思議!しかも教えられた人も真偽のほどはよくわかっていないのですが、自分の知人にまた教えてしまう…。そうやってこのウンチクはネズミ講のように広がっていきます。こうなったらもう一昔前に流行った伝言ゲームと同じです。途中で聞きまちがいやその人なりのアレンジが入ったりして、いつ東京湾にゴジラが上陸してもおかしくない状況…(笑)。いわゆる都市伝説の類いですね(笑)。「友達から聞いたんだけど…」という、あいまいだけどリアルな話にちょっと専門的な知識が乗っかってものすごく「しっくりくる話」になる、というのがこのテの話の基本的な構造かもしれません。これらの中には「完全に事実から逸脱してしまったモノ」があるかと思えば「正解のモノ」もあり、「ある意味では正解」なんていう質の悪いモノまで多種多様。でも、結構おもしろかったりして憎めない…そんな話って皆さんのまわりにもたくさんありませんか。

そこでエレクトリック・ギターとその周辺機器に関する都市伝説の特集です。とは言え、この僕も伝説に踊らされているかもしれませんので、専門的な検証は株式会社インフィニティー・プロダクツの代表取締役、木庭啓惟氏にお願いしました。(文:近藤正義/WIRED)

(2008/5/ElectricGuitar VOL.19 掲載)

#30:フィンガー・イーズを使い続けるとネックやフレットに悪い

フィンガー・イーズってありましたよね〜。僕も昔よく使いました。指が滑らかに早く動くというキャッチ・フレーズでしたよね(笑)。実際に、それだけで指が早く動くようになるのなら誰も苦労しないのですが、不思議なことに皆ギター・ケースの中に持っていました。

僕の個人的な使用感としまして、ローズ指板のネックよりメイプル指板のネックに使用して重宝していたように記憶しています。なぜかというと、フェンダー/ストラトキャスターの70年代モデルはメイプル指板の塗装が厚くて妙にベタベタしていたからです。汗を書いて指が指板上で止まってしまわないようにするには便利です。

プロのギタリストにも使っている人がいるので、悪い噂なんて聞いたことはなかったんですが…こういう伝説もあったんですね。でも安心して下さい。フィンガー・イーズの成分は油とシリコンなので全く安全で、ネックやフレットにも影響なしです。それでも心配な人には、弦だけに塗ることができるタイプもあります。

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