プログラマル・コントローラーが音質劣化を防ぐ

世の中には人から人へと伝え継がれている話がたくさんあります。それがウソかホントかわからない話だったりして、聞かされた方としてはとっても微妙な気分だったりします。でも、とりあえず信じてしまうのが不思議!しかも教えられた人も真偽のほどはよくわかっていないのですが、自分の知人にまた教えてしまう…。そうやってこのウンチクはネズミ講のように広がっていきます。こうなったらもう一昔前に流行った伝言ゲームと同じです。途中で聞きまちがいやその人なりのアレンジが入ったりして、いつ東京湾にゴジラが上陸してもおかしくない状況…(笑)。いわゆる都市伝説の類いですね(笑)。「友達から聞いたんだけど…」という、あいまいだけどリアルな話にちょっと専門的な知識が乗っかってものすごく「しっくりくる話」になる、というのがこのテの話の基本的な構造かもしれません。これらの中には「完全に事実から逸脱してしまったモノ」があるかと思えば「正解のモノ」もあり、「ある意味では正解」なんていう質の悪いモノまで多種多様。でも、結構おもしろかったりして憎めない…そんな話って皆さんのまわりにもたくさんありませんか。

そこでエレクトリック・ギターとその周辺機器に関する都市伝説の特集です。とは言え、この僕も伝説に踊らされているかもしれませんので、専門的な検証は株式会社インフィニティー・プロダクツの代表取締役、木庭啓惟氏にお願いしました。(文:近藤正義/WIRED)

(2008/5/ElectricGuitar VOL.19 掲載)

#17:プログラマル・コントローラーが音質劣化を防ぐ

これも最近の流行ですね〜。なんといっても見た目がプロっぽくてカッコイイ!。しかもエフェクトON/OFFの組み合わせをメモリーしておいてそれを瞬時に切り換えることができるのだからエフェクター多用派には強い味方と言えるでしょう。

しかし…音質は普通に劣化します。いかにバッファー・アンプを内蔵していようが、またトゥルー・バイパス方式を採用していようがそれは避けられません。なぜならループのバイパスに複数のリレー回路を使用しますのでどうしても機械的な部分で劣化するのです。場合によってはわさわざプログラマル・コントローラーを使ったシステムを組むよりも単純な直列つなぎの方がましなこともありますから…。

ただ、エフェクターそれぞれのフット・スイッチでセッティングを切り換えるとそれこそ足が何本あっても足りない(笑)という人なら、多少の音質劣化は犠牲にしても瞬間的にサウンド・チェンジを行える便利性を優先するべきだと思います。

 

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