エフェクターの接続順に絶対的ルールはあるのか

世の中には人から人へと伝え継がれている話がたくさんあります。それがウソかホントかわからない話だったりして、聞かされた方としてはとっても微妙な気分だったりします。でも、とりあえず信じてしまうのが不思議!しかも教えられた人も真偽のほどはよくわかっていないのですが、自分の知人にまた教えてしまう…。そうやってこのウンチクはネズミ講のように広がっていきます。こうなったらもう一昔前に流行った伝言ゲームと同じです。途中で聞きまちがいやその人なりのアレンジが入ったりして、いつ東京湾にゴジラが上陸してもおかしくない状況…(笑)。いわゆる都市伝説の類いですね(笑)。「友達から聞いたんだけど…」という、あいまいだけどリアルな話にちょっと専門的な知識が乗っかってものすごく「しっくりくる話」になる、というのがこのテの話の基本的な構造かもしれません。これらの中には「完全に事実から逸脱してしまったモノ」があるかと思えば「正解のモノ」もあり、「ある意味では正解」なんていう質の悪いモノまで多種多様。でも、結構おもしろかったりして憎めない…そんな話って皆さんのまわりにもたくさんありませんか。

そこでエレクトリック・ギターとその周辺機器に関する都市伝説の特集です。とは言え、この僕も伝説に踊らされているかもしれませんので、専門的な検証は株式会社インフィニティー・プロダクツの代表取締役、木庭啓惟氏にお願いしました。(文:近藤正義/WIRED)

(2008/5/ElectricGuitar VOL.19 掲載)

#14:エフェクターの接続順に絶対的ルールはあるのか

確かにSN比的な見地からすれば最適な接続順はあります。

たとえば「空間系エフェクトは増幅系エフェクトの後が良い」なんて誰でも知ってますよね?しかし…です。センド・リターンの無いチューブ・アンプを歪ませたとしましょう。そのアンプとギターの間にコンパクトの空間系エフェクターを接続したとしたらどうでしょうか?。残響音までが少し歪んでいたりして初期のヴァン・ヘイレンみたいにエキサイティングな音になったりして!?

現代なら掟破りなこの接続だが、昔のレコードではこんな音がよくあったもので、それが結構カッコイイ個性的な音だったりしたもんです。だから今でもポール・ギルバートみたいにワザとそんなことをしているプロ・ギタリストもいらっしゃる(笑)。フェイザーだってワウだってフランジャーだって、歪みの前か後かで音のニュアンスはガラッと変ります。人から聞いたことをお勉強のノリで鵜呑みにするのはやめていろんな実験をしてみましょう!

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