雑草という草はない① ハナニラ

うちは少し紫がかったハナニラが多いようです

ワケあって2年ほど前から千葉県にある実家の庭の手入れを一手に引き受けています。「庭」の定義も難しいですが、「敷地内の建物が立ってない土の部分」を庭だとすると、けっこう広いスペースになります。月に1~2度帰省して、家の周りをぐるっと順番に草むしりをしていき、伸びすぎた枝をきり、ドブの落ち葉をさらい…とやっていくと、もう最初のところに雑草が生えているという無限ループに陥っております。でも、これまで植物に興味がなかったのであまり草花の名前も知りませんでしたが、写真を撮ると名前を教えてくれるアプリやグーグル先生に聞いて調べていくと、だいぶわかってきました。

庭の手入れもある程度コントロールできてくると、次はここをキレイにしようと楽しくなってきます。4月5月は若葉の季節。今度は「雑草」の定義に困っています。自分で植えたかも判断基準になると思いますが、勝手に生えてきてたとしても邪魔にならなければ雑草じゃないのかな、とか思ったりして。昭和天皇は、かつて「雑草という草はない」と仰ったそうですが。はい、まったくその通りでございます。どんな植物でもこちらが「いらない」と思えば雑草になるだけで、私の都合なだけでございます。でも陛下、ほっとくと一瞬でジャングルになっちゃうんですよ。申し訳ありませんが、他の草木の成長を邪魔したり繁殖力が異常とか、ご近所に迷惑がかかったりみっともないと認定された時はオミットさせていただきます。ご容赦ください。m(_ _)m

とはいえ、中には駆除する気持ちを迷わせる子もいます。うちの場合その代表が「ハナニラ」くんです。グーグル先生によると、その名の通りニラの仲間のようですが、食卓に上るあのニラではありません。似たようなのにハタケニラってのもありますが、その子とも違います。ハナニラくんは球根で育つタイプで、手で引っこ抜いても球根が土の中に残り根絶はまず無理です。それならばスコップで土をごそっと掘り返して、まさに根こそぎ一網打尽にしてやるぞ!と思っているうちに、春には白くて可愛い花を咲かせます。こうなるともうダメです。この花を見ちゃうと抜けません。今年もまたハナニラくんは除草免除です(笑)。似た感じの植物で同じユリ科のリーダーにスイセンがあります。スイセン先輩の葉っぱは有毒で、見た目は慣れるまでニラグループと区別がつきません。間違って食べて食中毒を起こしてしまったというニュースはよく聞きます。このスイセンもニラグループと同様けっこうしぶとくて、一昨年間違って抜いてしまったスイセンも球根が残っていたのでしょう。今年2年ぶりに花を咲かせてくれました。アンタたちすごいね。僕たちもコロナなんかに負けないで頑張るよ!(2021/04/23)

▲ハナニラの群生。ちょっと萎れてますが

 

辻伸介:全国学校軽音楽部協会副理事長/ドラマー/サウンド・プロデュース&ディレクション/専門学校ESPエンタテインメント東京講師/ライター◉藤子不二雄と手塚治虫の蔵書は1500冊以上/昼寝うたた寝愛好家/古代史&日本史好き

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