人の噂も七十五日。

副理事長の辻です。三谷理事長から「交代交代ね」とお声がかかり、あれやこれやと四方山話を徒然なるままに綴っていこうと思います。性格的に愚痴や文句まがいの話が多くなりそうなので(笑)、気をつけてポジティブな内容にしていこうと思います。

「人の噂も七十五日」と昔から言います。七十五日というのは、1年を春夏秋冬と土用を含めた五季節に分けて考えていた頃のワン・シーズン分ってことらしいですね。このことわざは、2つの意味に捉えられると思います。何かやらかしても気にするな、という意味と、どんなことでもやがて世間は興味がなくなる、という意味。本来は前者が正しい教えのようですが、後者的な発想も気になります。以前、テレビで脳科学者の先生が「人間は何もしなければ大体すべてにおいて3年で興味がなくなる」と言っていました。脳の仕組みがそうなっているそうです。定期的に新しい刺激がなければ、どんどんシナプスが細くなっていって、記憶の奥底へしまってしまうのでしょう。大掃除や引っ越しの整理なんかをしていると、思わぬ懐かしいものが出てきたりして、「あぁ、大事にしてたな、コレ」なんてしみじみしてしまいます。それと同じですかね。

10年前の今日、東日本大震災がおきました。もう10年、まだ10年。それぞれ感じる時間は違うかもしれません。あの日、2011年の3月11日の午後2時46分。東京にいた自分でも「ヤバい!」と思うほどの、今までに体験したことのない揺れでした。電線が大きくうねり、樹木が揺れ、アスファルトの道路が液化したように波打っていました。二ュース画面に映った被災地の映像は衝撃で、生涯忘れることはできません。実際に被害に遭われた方や大切な人を失ってしまった方々にしてみれば、「呑気なこと言って」と思われるかもしれませんが、あの震災は自分にとっても少なからず人生に影響を与えています。人の噂も七十五日…。先日、大きな地震があり、東日本大震災の余震だと聞きました。実際にはこの10年で体感できるだけでも1万4000回を超えているそうですが、まるで「忘れるなよ」と忠告された思いがしました。

結局、重めな内容になってしまいましたが、タイムリーな時期ということで今回は勘弁してください。今一度、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りし、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。演奏や協会の活動を通して、自分なりに力になれることをしていきたいと思います。(21/03/11)

 

辻伸介:全国学校軽音楽部協会副理事長/ドラマー/サウンド・プロデュース&ディレクション/専門学校ESPエンタテインメント東京講師/ライター◉藤子不二雄と手塚治虫の蔵書は1500冊以上/昼寝うたた寝愛好家/古代史&日本史好き

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