ピックアップって何ですか

このコーナーでは、バンドのアンサンブルをはじめ、ボーカルやギター、ベース、ドラムなど、デジレコ・バンド・クリニックの講義の中で高校生の軽音楽部員から質問されることが多い「疑問」を取り上げ、誌面上で解説していきます。ぜひ参考にして、これからの練習に役立ててください。(2015/6_DiGiRECO.JR VOL.7 掲載)協力:専門学校ESPミュージカルアカデミー

Q:ピックアップって何ですか

A:ギタークラフト科教務 長谷川英律先生

ピックアップ(以下P.U.)とは「弦の振動を電気信号に変えるパーツ」です。いわば小さな発電機ですね。エレキ・ギターの音色を左右する重要なパーツのため、交換することで手っ取り早く楽器の音をカスタマイズすることができます。

P.U.にはいくつかの種類があり、一般的なエレキ・ギターに搭載されている「マグネティックP.U.」やアコースティック・ギターに使われる「ピエゾP.U.」などがあります。今回の質問は、恐らくエレキ・ギターに関してだと思うので、ピエゾについての細かな説明はまたの機会にしましょう。

マグネティックP.U.は磁石とコイルの位置関係で発電する「電磁誘導」という作用が利用されています(写真1)。

写真1

友達のギターを見渡すと、スリムなP.U.と少し大きいP.U.があることに気づくと思います。スリムなものは「シングルコイルP.U.」というコイルが1つで成り立っているタイプで、少し大きいものは「ハムバッキングP.U.」というコイルを2つ使って、ノイズを減らしてパワーを増しているタイプです。「シングルコイルP.U.」はきらびやかで歯切れの良いトーンが特徴で、「ハムバッキングP.U.」はパワーのある中低音とローノイズが特徴です(写真2、3)。

写真2

写真3

取り付けの高さによってアンプから出てくる音量が大きく変わるので、適切な距離に調整する必要があります。高過ぎる(弦に近い)と音が割れてクリアな音が出ません。反対に低過ぎるとピッキングのニュアンスが拾えなくなり、レンジの狭い音になります。調整をすることでP.U.の性能を発揮することができるので、もし音が気に入らなくて、P.U.を交換しようと考えている読者がいるのであれば、まずは高さを調整してみましょう。

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