ドラムのテンポ・キープの方法

このコーナーでは、バンドのアンサンブルをはじめ、ボーカルやギター、ベース、ドラムなど、デジレコ・バンド・クリニックの講義の中で高校生の軽音楽部員から質問されることが多い「疑問」を取り上げ、誌面上で解説していきます。ぜひ参考にして、これからの練習に役立ててください。(2015/6_DiGiRECO.JR VOL.7 掲載)協力:専門学校ESPミュージカルアカデミー

Q:ドラムのテンポ・キープの方法を教えてください

A:ミュージシャン科講師 滝沢光一先生

 テンポをキープする上で最も大切なのは、基本的で安定したスティッキングとフットワークを身に付けることです。「えっ? テンポキープってメトロノームに合わせて練習していれば、自然とできるようになるんじゃないの?」。ちまたではそんな声も聞こえてきます。それも決して間違った考え方ではないのですが、実はメトロノームに合わせて練習を重ねても、安定した良い流れで体を使えていないと、メトロノームがなくなるとすぐにテンポやグルーヴが乱れてしまいます。

では、ロックやポピュラー音楽を演奏する場合、安定した良いスティッキングとはどんな動きかというと、肘や肩を無理なく使い、常に連続した円運動を意識したスティッキングを差します。フットワークも同様に膝を中心に、足首や足の付け根を力で固めない、滑らかな円運動を意識して演奏すると、動きやタイミングが安定してきます。体の動きを身に付けることと平行して、メトロノームなどでタイム感を身に付ける練習も重ねていくと、確実にテンポキープはできるようになります。

上記のようなことから、単調でつまらなく感じてしまいがちな「基礎練習」と呼ばれるものが、テンポキープだけでなく、すべてのドラミングにおいて重要になります。

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