第20回 鴎友学園女子中学高等学校 軽音楽同好会

第20回目となる今回は、東急世田谷線宮の坂駅から徒歩4分/小田急線経堂駅から徒歩8分のところに位置する、鴎友学園女子中学高等学校です。1935年に創立という古い歴史を誇る同校には、中学と高校にそれぞれ「軽音楽同好会」があります。早速、中学軽音楽同好会顧問の大内先生と高校軽音楽同好会顧問の鱸先生に伺いました。(2014/9/DiGiRECO.JR VOL.4 掲載)

ー 軽音楽同好会の歴史について

大内:軽音楽同好会は私たちが本校に着任した当時から活動しており、以前は「フォークソング同好会」という名称でした。フォーク・ギターが盛んだった時代に同好会として立ち上がった…と聞いているので、恐らく、創部されてから30年以上の歴史があると思います。

:とはいえ、私たちが顧問になった時にはフォークソングを演奏している生徒はおらず、ロックやビジュアル系の音楽をコピーしているバンドばかりでした。そんな中、「フォークソング同好会という団体名だと、紛らわしいのでは?」という声もあったことから「軽音楽同好会」に改称しました。

ー 先生方が顧問になられてからは、どのような変遷がありましたか

:当時は同好会で所有している機材が少なく、各自の個人機材を持ち寄っているような状況だったため、「無理のない範囲で購入しよう!」ということで、地道に機材を揃えていきました。現在も、生徒から少しずつ会費を集めては計画を立てながら機材を購入したり、修理をしています。

ー 現在の所属人数/バンド数は

大内:中学軽音楽同好会に所属しているのは18名で、8バンドで活動しています。

:高校軽音楽同好会に所属しているのは23名で、高校も8バンドがあります。

ー 練習場所や普段の活動について

:練習場所は音楽室と隣にあるレッスン室で、中学生は音楽室を使い、高校生はレッスン室で練習しています。中学生は朝、昼、夕方にレッスン室にある機材を運び出して、音楽室で練習しているのですが、おかげさまでレッスン室は機材をセッティングしたままにしておけるので、高校生はすぐに音を出すことができます。バンドごとの練習枠は、中学生も高校生もローテーションを組んでいます。

ー この学校らしい特徴は

大内:「機材のセッティング練習」と「魂のミーティング」が挙げられると思います。例えば、学園祭では「1団体60分」という発表時間の制限があるので、「いかに素早く機材をセッティングし、ライブを始めることができ、ステージの撤収作業を終えられるか?」というシミュレーションを時間を計りながら行っています。それが終わると、「中学1年生でも2年生でも、気が付いたことがあれば何でも言いなさい!」ということで、すぐにミーティングをするんです。長い時は2時間くらい話し合うこともあります。「誰がギター・アンプのヘッドを持つのか?」や「2回目は、どの機材のセッティングを担当するのか?」ということが割り振られた一覧表を高校2年生が作り、それを元に実際の動きを確認し、反省会を行い、本番を迎えるようにしています。

ー 軽音楽部のモットーやスローガン、先生の指導方針は

大内:中学軽音楽同好会では「皆、仲良く」と「顧問が法律です」という標語を掲げています。バンドは4〜5人のメンバーが一緒になって取り組むので、人間関係が悪くなったり、それを乗り越えていったり…という経験をすると思います。厳しくなり過ぎず、馴れ合いになり過ぎずに、協力して活動に取り組んで欲しいと考えています。

:高校軽音楽同好会も基本的には中学生の標語と同じですが、「何か問題があった時はすぐに顧問に頼るのではなく、自分たちの力で解決しよう!」と話しています。

ー 次の目標や目指しているものは

大内:聴いている音楽の「幅」を拡げて欲しいです。コピーをするにしても同じバンドの曲であったり、先輩が演奏している曲や似たようなジャンルばかりなので、「いろいろな音楽に手を出して、背伸びをしながら取り組もうよ!」と話しています。また、高校生になったら1曲でも良いので、自分たちのバンドの看板になるようなオリジナル曲の作成にも挑戦して欲しいと考えています。

:スコアを購入して完全コピーを目指すのも良いのですが、特に高校生のうちは「こうかな?」と、音源を聴きながら試してみる「耳コピ」の過程が大切だと思うので、いろいろと試行錯誤をしながら取り組んで欲しいです。

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