第19回 神奈川県立麻生高等学校 軽音楽部

第19回目となる今回は、小田急線新百合ヶ丘駅から徒歩20分のところに位置する、神奈川県立麻生高等学校です。1984年に創立された同校は「生徒ひとり一人の個性を開発し、教養を高め、情操をはぐくみ、豊かな人間性を育成します」を教育目標に掲げています。早速、顧問の風巻先生に伺いました。(2014/9/DiGiRECO.JR VOL.4 掲載)

ー 軽音楽部の歴史について

風巻:本校は今年で創立30周年にあたり、軽音楽部は学校が設立されてすぐの頃からあったようです。私自身、高校時代にバンド活動をしていたこともあり、これまでいくつかの高校で軽音楽部の顧問を担当してきました。本校への勤続は11年で、赴任時から軽音楽部の顧問を任されています。

ー 風巻先生が顧問になられてから部員の増減や活動状況はいかがですか

風巻:他の部活動と比べると、部員数は多い方だと思います。おかげさまで、新入部員がたくさん入ってくる状況が毎年続いています。

しかし、部員数は多いものの、これまでは個々のバンドがバラバラに活動している…という側面が大きかったと言えます。「部全体として、もう少ししっかりと取り組もう!」という動きになってきたのは、ここ2〜3年のことであり、コンテストに出場したのも一昨年が初めてでした。活動自体は長く続けてきたのですが、真面目に練習メニューを組んだり、コンテストに出場したりなどして積極的に動き始めたのは、ここ数年のことと言えます。

ー 現在の部員数/バンド数は

風巻:部員数は75名で、バンド数は19バンドです。

ー 練習場所や普段の活動について

風巻:練習場所は視聴覚室を使用しています。他の部活動との共用ではなく、軽音楽部だけが使うことができます。実は、DiGiRECO.JRでサイレント・リハーサル・システムの「JamHub」という機材の存在を初めて知り、早速、導入しました。 ー 使ってみて、いかがですか 風巻:まだ試験段階なのですが、「バンド数が多いので、たくさん練習することができない…」という問題を解決するため、将来的には複数台のJamHubや電子ドラムを使用した練習環境を構築したいと考えており、なるべくすべてのバンドが毎日練習できるようにしてあげたいです。

ー 普段の視聴覚室の使い方はどうなっているのですか

風巻:視聴覚室は放課後〜下校時間まで、およそ3時間ほど使用することができるので、その中で「前半/後半」 という形でローテーションを組んでバンド練習をしています。視聴覚室での練習がないバンドのメンバーにはメトロノームに合わせて運指の練習をしたり、ドラム以外も含めて全員に体全体を使ってリズムを表現できるようにするなどの「基礎練習」に取り組ませています。

ー 軽音楽部のモットーやスローガン、先生の指導方針は

風巻:部員には簡単なリズムパターンをメトロノームに合わせて叩くなどの「課題」を与えており、「この課題ができないと、練習時間が短くなるよ!」と、いつも話しています。1年生は真面目に取り組んでいるので課題をクリアできるのですが、2年生以上になると、どうしても地味な練習が好きではないようです。特に8ビートの2、4、6、8拍目やリズムの「裏」を意識しない生徒が多いです。「シャッフル」や普通の8ビートとシャッフルの中間の「浅いシャッフル」も苦手のようです。 ー 他に、意識的に指導されていることはありますか 風巻:自分のことだけを考えるのではなく、リズムやチューニングを合わせ、バンドとしての「まとまり」を意識するように指導しています。また、「文化祭などではPAや警備、タイムキーパーなどの裏方の仕事も含めて、全員で協力しなさい」と話しています。

ー 次の目標や目指しているものは

風巻:コンテストで予選を通過することができるような実力を持ったバンドが出てきて欲しい…と考えています。

ー 顧問の先生から生徒に一言

風巻:基礎的なことをしっかりとやり続けるのはもちろんですが、その中でも「音楽を楽しむ」という意識を持ち続けて欲しいです。

また、例えば、1年生の4月に入部したのであれば、翌年の3月にはオリジナル曲を作ることができるくらいにまでバンドのレベルを高め、2年生や3年生は新入生を指導できるくらいの力を付けて欲しいです。今は全員が1年生を教えられるように1年生用の課題曲を決めようと思っています。最終的には「自分たちも曲を作って、オリジナリティーを発揮することができるんだ!」という楽しさを実感して欲しいと考えています。

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