第16回 東京都立王子総合高等学校 軽音楽部

第16回目となる今回は、都営三田線西巣鴨駅から徒歩6分/都電荒川線西ヶ原4丁目駅から徒歩4分のところに位置する、東京都立王子総合高等学校です。同校は普通科目と専門科目を総合的に学ぶことができる総合学科高等学校として、2011年4月に開校した新しい学校です。早速、顧問の吉岡先生に伺いました。(2014/9/DiGiRECO.JR VOL.4 掲載)

ー 軽音楽部の歴史について

吉岡:本校は2011年の4月に開校したこともあり、まだ校舎も新しい方なのですが、工事期間中はプレハブの校舎で学校生活を送っていました。軽音楽部は私が教員になって2年目の年に立ち上がり、顧問を担当することになりました。また、当時はプレハブの校舎で活動しており、練習方法を探していました。新校舎に移転してからは防音スタジオで活動することができています。

ー 赴任された当初は軽音楽部がなかったのですね

吉岡:はい。ですので、本校の軽音楽部は今年で創部3年目となる新しい部活動と言えます。今年の春に卒業した生徒たちが軽音楽部の1期生で、今の3年生が2期生、2年生が3期生、1年生が4期生ということになります。

ー 今後の活動が楽しみですね

吉岡:これまでを振り返ると、部員の皆が一生懸命に活動してくれているおかげで、ここまで成長できたと思います。様々な合同ライブに参加したり、他校の顧問の先生方から部活動の運営に関するアドバイスをいただいております。生徒や先生方に感謝しています。

ー 現在の部員数/バンド数は

吉岡:部員数は32名で、バンド数は13バンドです。

ー コンテストなどでの受賞歴は

吉岡:以前、日本工学院主催の「歌い人奏で人選手権」に参加した際は準決勝まで進むことができました。あとは神代高校さんが主催されたアコースティック・ライブで準グランプリを獲得したことがあります。また、今年度は東京都軽音楽連盟主催の夏のコンテストで3バンドが準決勝に進み、入選。「Music Revolution」の予選では1バンドが奨励賞を受賞しました。

ー 練習場所や普段の活動について

吉岡:普段の練習場所は学校内にあるスタジオが2部屋と、アンプを通さずに練習する普通教室が1部屋の計3箇所を使用しています。月曜日と火曜日、土曜日の最初の1時間は主に全員で基礎練習をしており、私が指導することが多いです。その後の1〜2時間はスタジオ練習です。スタジオ練習でも指導することがあります。

ー 練習枠はどのように決めているのですか

吉岡:バンド単位でローテーションを組んでいるので、この時間は○○バンド、その次は△△バンド…という風に決まっています。その間、残りの部員は普通教室で空弾きをしたりして練習する…という感じです。スタジオの使用時間は1バンド1時間ずつの時もあれば、30分ずつの時もあり、これは部長が中心になって決めています。

ー 活動日はいつですか

吉岡:活動日は月曜日、火曜日、木曜日、土曜日です。土曜日や日曜日は合同ライブなどで他校にお伺いすることが多いと言えます。水曜日と金曜日は「練習したい人はスタジオを使っても良いよ!」というだけであって、活動日ではありません。

ー 週4日が活動日なのですね

吉岡:皆が集まるのは週4日で、休みも練習のうちかな…という風に考えているので、そこは個人に任せています。休んでいる時に気が付くこともあると思うので、そういったブレイクも入れるようにしています。活動日ではない日にスタジオを使いたい場合は、顧問の私に言うことで使用することができます。ちなみに、活動日ではない日でもスタジオの稼働率は高めです。嬉しいことに、自主的な部員が多いと言えます。

ー 軽音楽部のモットーやスローガン、先生の指導方針は

吉岡:今までモットーやスローガンを掲げたことはないのですが、時代や音楽の流行が変わっていくように、音楽活動を続けていると、それらの変化に対応できる力が身に付くので、これからもずっと音楽は続けて欲しいと考えています。流行や考え方が変わっていくように、人間自身も変わっていくものだと思うので、その変化の中で自分なりの正解を見つけ出すことができれば良いんじゃないかな…というようなことを考えながら、部員の指導に当たっています。

ー バンド活動はずっと続けてもらいたいですよね

吉岡:そうですね。それから、軽音楽部での活動というのは単に音楽に触れることができたり、楽器の演奏がうまくなるだけではなく、コミュニケーション能力を育むことができます。他にも、音楽活動をやっているだけで今日は三谷編集長や講師の先生方との素敵な出会いがあったと思います。私の中では今まで音楽に裏切られたことはないので、音楽は力にもなるし、音楽の中から何かを見つけてくれれば良いな…と考えています。

ー 音楽から得られるものはたくさんありますよね

吉岡:はい、そう思います。私自身、楽器を演奏していて自信が湧いた経験があるのはもちろん、軽音楽部員に出会うことができました。私は彼らの歌う曲が好きなので、そういった曲を聴けることにも幸せを感じています。よくあるセリフですが、やっぱり音楽はすごいな…と思ってしまいます。人生というライブを最高のステージにして欲しい、という想いをこれからも伝えていきたいです。

ー 他に目指していることはありますか

吉岡:大会に出場してグランプリを目指していきたいと考えています。また、「音楽でいかに人を感動させることができるか?」ということも追求して欲しいです。

ー 顧問の先生から生徒に一言

吉岡:自分たちがいろいろなミュージシャンから影響を受けてきたように、「いかに相手に届けて、どれだけ影響を与えることができるか?」ということが大切だと思うので、これからも突き詰めていって欲しいです。人生というのはライブのように良い時があれば、悪い時もあります。途中で諦めたりせずに、自分の伝えたいことを表現できるような人になってくれると良いな…と思います。

関連記事

ページ上部へ戻る