第92回 桜美林高等学校 軽音楽部

第92回目のデジレコ・バンド・クリニックの実施校は東京都町田市にある桜美林高等学校です。男女共学の私立中高一貫校である同校は部活動が盛んで、軽音楽部も「令和元年度 第42回 東京都高等学校文化祭軽音楽部門中央大会」でのグランプリの受賞をはじめ、様々な公式大会で入賞するなど、活発な活動が行われています。(DiGiRECO.JR VOL.39 掲載)

定刻になり、まずは開会式からスタート。クリニックの開催趣旨や1日の流れを説明し、軽音楽部の部長や顧問の先生からも歓迎の挨拶をいただきました。最初の座学は理事長による「部活動としての軽音楽部の在り方」に関する講義です。「軽音楽部において、既存の曲を演奏することも楽しみの1つですが、荒削りで新鮮なメロディーと高校生ならではの歌詞や楽器ごとのフレーズ作りなど、自分たちで創り上げたオリジナル曲の素晴らしさは言うまでもありません。また、演奏を通した自己表現をすることで、多くの人に感動を与えられるエンターテインメント性の高い活動ができるのも、軽音楽部の素晴らしさの1つです」と述べたほか、一般のバンド活動と軽音楽部の違いや、運動部と文化部の在り方について紹介しました。

また、「複数の人が集まり、演奏したり、楽曲を作る場合はコミュニケーションが大切です。演奏する曲が決まれば、それぞれのパートごとに練習を重ね、演奏する際はチームワークを発揮しないと合奏になりません。オリジナル曲を創ったり、既存の曲をアレンジする場合もクリエイティビティーを発揮することになります。バンドとして、まとまるためには『コミュニケーション』『チームワーク』『クリエイティビティー』が欠かせないのです」と述べ、これらを部活動を通して、習得できるのが軽音楽部の特長であると紹介しました。

▲プロジェクターを使用しながら授業を行いました

次に、副理事長による「アンサンブルが良くなる練習方法」の座学では、練習を目的別に仕分けることの大切さを解説。「個人のスキルアップのためなのか」「バンド全体で合わせるためなのか」「ライブの本番を想定したものなのか」と、練習の要点を明らかにすることで、限られた時間の中で取り組む練習の目的が明確になり、効率よくスキルアップが狙える旨を紹介しました。

昼食休憩を挟んで、午後はバンドごとのアンサンブルのクリニックを実施。「仲の良さが伝わってくる演奏でした。ただし、1つ1つのパートを聴いてみると、まだまだ伸び代があります。そこで、『もうちょっと○○して欲しい』とか『ここは□□なんじゃない?』と、メンバー間で意見を出し合い、ミーティングをする時間を作ってください。そうすれば、さらにバンドとしてのアンサンブルが向上し、よりタイトな演奏になります」といったアドバイスを送りました。

▲参加バンドが演奏を披露し、講評を受けました

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