第12回 東京都立練馬高等学校 軽音楽部

第12回目となる今回は、都営地下鉄大江戸線練馬春日町駅から徒歩12分のところに位置する、東京都立練馬高等学校さんです。今年で創立50周年を迎える同校は「立志」「自律」「飛躍」の実現を目指しており、「道徳・奉仕選考実施校」や「部活動推進指定校」に指定されたこともある高校です。早速、顧問の正木先生に伺いました。(2014/6/DiGiRECO.JR VOL.3 掲載)

ー 軽音楽部の歴史について

正木:軽音楽部の歴史は25年ほどあると聞いていますが、残念ながら、当時の様子はわかりません。

ー 現在の部員数/バンド数は

正木:1年生が入部したことで部員数は70名に増え、バンド数は21バンドになりました。

ー コンテストなどの受賞歴は

正木:残念ながら、何か賞を受賞したことなどはありません。今までコンテストに出場したり、他校さんと合同ライブを開催したり…ということをしてこなかったんです。一昨年に、とある福祉施設で演奏させていただいたことが、学内以外でライブを行った初めての経験でした。昨年度は光が丘公園で行われた「よさこい祭り」に当校の軽音楽部が出演させていただき、演奏しました。直近で言いますと、3月末に鷺宮高校さんの合同ライブにお誘いいただきました。ですので、学内以外で活動したことがある回数というのは、まだ5回ほどしかありません。

ー 今まで学外で活動してこなかったのには、何か方針があるのですか

正木:いえ、方針などではないんです…。今まで顧問をされていた先生が他の学校に移られるということで、「軽音楽部の面倒を見させてください!」と名乗り出て、顧問を担当することになりました。私の考えとして、学校の中以外のいろいろなところで演奏することで、音楽の楽しさや素晴らしさを認識でき、自分たちのパフォーマンスの向上にもつながっていくと思っています。「いろいろな人たちを巻き込みながら、活動できたら良いよね!」と当時の部員たちと話していたことがキッカケとなって、徐々に学外でも活動するようになりました。

ちなみに、私が主顧問になってからは今年で3年目となり、それまでは副顧問という立場でした。「もっと外で活動しようよ!」「練馬高校の軽音楽部というのを、もっと外の人たちに知ってもらおうよ!」というような感じで、外部に対して積極的に発信していくスタンスで活動しています。

ー 練習場所や普段の活動について

正木:活動は毎週火曜日、水曜日、金曜日の放課後15時半〜19時25分までで、1枠を45分として、5バンドが練習しています。活動日は週3日なので、1週間に15バンドほどが練習日を割り振られている状況です。練習場所は今日のバンドクリニックの会場になっていた、視聴覚室を使用しています。今年もたくさんの1年生が入部してくれたので嬉しいのですが、練習場所をどうやって確保しようかな…と悩んでいるところです。

また、月曜日と木曜日は演劇部が視聴覚室を使っているのですが、土曜日と日曜日は空いています。バンドの練習状況によっては他の部活動の顧問の先生と相談しながら、土曜日や日曜日も活動日にしようかな…と考えています。練習が入っていないバンドの部員は自宅で個人練習をしたり、前向きなバンドのメンバーたちは外のリハーサル・スタジオで音を出しています。

ー 御校らしい特徴は

正木:どこの学校さんでも「軽音楽部」と聞くと、なかなか良いイメージを持ってもらえないと思うのですが、私はそれを払拭するために、まずは挨拶の大切さであったり、「時間にルーズにならないようにしよう!」ということを話しています。そういった基本的な生活習慣から見直すことが大事だと考えているんです。

技術的なところに関しては、私自身はそういった指導ができないので、近隣のリハーサル・スタジオさんにお願いをしたり、個人レッスンに通っている部員もいます。そういった外部の方の力をいただきながら、部員のやる気を盛り上げていければ…と考えています。また、当校の軽音楽部員には明るい子たちが多く、面倒見が良くて、とても素直な生徒が多い、という風に私の目からは感じます。

ー 軽音楽部のモットーやスローガン、先生の指導方針は

正木:モットーやスローガンは明確には掲げていないのですが、1つは「人に迷惑をかけないようにしよう!」ということです。また、楽器を演奏するのは個人ですが、その先には「バンド」というグループがあり、さらにその先の大きなグループとして「部活動」があるということで、そこには部員同士のコミュニケーションが欠かせないですし、活動を通していろいろな仲間を増やしていくなど、「なるべく先輩/後輩の垣根を外していきながら交友関係を深めていこう!」という風に話しています。

ー 次の目標や目指しているものは

正木:「練馬高校の軽音楽部で活動できて良かったな…と部員たちに思ってもらえるような環境づくりをするには、どうしたら良いか」ということを今後も考えていきたいです。今までは、引っ込み思案なタイプの部員が多く、なかなか自分から殻を破っていくような雰囲気ではなかったのですが、今の3年生が殻を破りながら積極的に外で活動するようなタイプで、それが軽音楽部の活動にも良い刺激になっています。その良い部分を今後も継続して伸ばしていけるようにしたいです。また、今後も合同ライブやバンドコンテストに挑戦しながら、1つでも多くのバンドが自信を持てて、「軽音楽部で活動してきて良かったな…」と思える瞬間を感じられるような環境づくりを他の顧問の先生方と協力しながら、進めていきたいと考えています。

ー 顧問の先生から生徒に一言

正木:当校の軽音楽部員は練習する時間や使用できる場所、機材など、本当に厳しい環境の中で活動しているのですが、何1つ文句を言わずに部活動に取り組んでいます。中には、顧問である私のことも考えてくれる部員もいるなど、本当に感謝の気持ちしかありません。だからこそ、彼らが「こうやりたい!」「こんなことを目指したい!」と思った時にはできる限り、実現に向けて協力してあげたいな…と考えています。

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