第3回 神奈川県立港北高等学校 軽音楽部

第3回目となる今回は、東急東横線大倉山駅/横浜市営地下鉄ブルーライン新羽駅から徒歩15分のところに位置する神奈川県立港北高等学校さんです。1969年に設立され、今年で45周年を迎える歴史のある同校の近隣には鶴見川が流れており、公園や緑地などが豊富にあります。早速、顧問の三宅先生と高橋先生に伺いました。(2014/3/DiGiRECO.JR VOL.2 掲載)

ー 軽音楽部の歴史について

三宅:私は港北高校に赴任してまだ3年目なので、どこまで遡れば軽音楽部の歴史に辿り着けるのかはわかりませんが、とても昔から活動していたようです。90年代の半ばあたりは「軽音同好会」や「ギター部」という名称だったそうで、そこから「軽音楽部」になり、私が赴任した時にはこれだけの人数で活動していた…という感じです。

ー 現在の部員数は

三宅:現在の部員数は1年生が32名(男子12名/女子20名)、2年生が37名(男子14名/女子23名)の計69名です。引退してしまった3年生がいた当時は97名もの部員がいました。当校の全校生徒は840名で、吹奏楽部には100人くらいの部員が、ダンス部にも50〜60人くらいの部員がいるなど、「音楽」に関係する部活動に所属している部員数は多い方だと思います。

ー 普段の活動について

三宅:練習場所は校内の2教室です。1時間15分ずつを2バンド×2教室なので、1日に4バンドが練習しています。バンド数は1年生と2年生を合わせて20バンドあります。活動日は週6日ですが、曜日ごとにバンドでローテーションを組んで練習しているので、教室が使えるのは各バンド週1回くらいかな…という感じでしかやれていません。部員への指導ということで、具体的に「これをやりなさい」とは言っていませんが、本人たちの演奏を見ながらアドバイスをしています。また、僕はギターを弾けるので、コードの押さえ方などを1年生のはじめの頃に教えることはありますが、2年生〜3年生になると曲選びから練習の内容まで、自分たちでやれるところは彼らに任せるようにしています。「もう少しリズムを強調した方が良いかな?」といった助言をすることはありますが、ほとんど自由にやらせている感じです。それから、夏休み期間中にギターの弾き方やちょっとした音楽理論の講習をしています。

ー 目指している活動は

三宅:「3年間、仲良く続けていければ良いや…」と考えている生徒から「大会に出て、自分たちの曲を作りたい!」と思っている生徒まで、1つ1つのバンドごとに考えていることが違うので、「部全体としての目標」というのは特に設けていません。自由にやらせている中で、「自分たちが想い描いている姿に近付いてくれれば良いな…」と考えています。

ー コンクールの受賞歴は

三宅:今回、クリニックを受けた「ゆきりんご」が「平成25年度 神奈川県高等学校総合文化祭 第11回 高等学校軽音楽コンクール」の「神奈川県高等学校文化連盟軽音楽部専門部会長賞」を受賞しました。

高橋:大会に出るということ自体、今年度が初めてだったので、軽音楽部としてもこの受賞は嬉しかったです。

ー すべての部員が集まる日というのはあるんですか

三宅:「全体会」として学期ごとに1回か2回、集まる程度です。定期的に行っているのは「バンドリーダー会議」です。20バンドの各リーダーが集まれば一通りの話し合いができるのはもちろん、部員への通達も確実なんです。例えば、「学期末の校内ライブはどうやって進行していこうか?」とか「タイムテーブルはどんな感じにする?」といったことを最初は顧問の私が議題として上げますが、その後はバンドリーダーを中心に部員たちで決める…という風にさせています。

ー 来年度の目標について

三宅:来年度はもう少しいろいろなバンドを大会に参加させたいと考えています。それから、楽曲を一生懸命にコピーして突き詰めていくのも大切だと思いますが、大人になった時に「あれ? どんな曲をコピーしていたっけ?」という感じで忘れてしまいがちです。それは僕にも経験があります。その点、メンバーと切磋琢磨して作り上げた「オリジナル曲」というのは演奏の機会をたくさん踏んでいけば、「この曲は僕たちが作ったんだ!」という感じで、恐らく一生経っても忘れないのではないでしょうか。まずは1バンド/1曲でも良いのでオリジナル曲を作って、自分たちのものにするということができれば…と思います。

ー 軽音楽部のモットーやスローガンは

三宅:顧問の立場として部員を見守っていくと、「演奏面で伸びていって欲しい」というのはありますが、最低限の活動レベルを考えると、まずは「時間」と「連絡」という2つの項目の徹底が挙げられます。「この2つを真面目に取り組ませた上で、あとは自由にやらせていけばドンドン伸びるんじゃないかな…」と考えて活動させている感じです。時間の管理はとても大切なんですよね。大抵の運動部は「この日に部活があります!」と言われたら、文字通り、部活動があると思います。その点、当校の軽音楽部はスケジュールを立てたり、練習のローテーションを組んだりするところも部員たちで決めさせて、僕は結果だけを貰うというシステムなんです。部員にスケジューリングの能力も付けさせたいので、彼らに任せるようにしています。それから、どうしても練習時間が短いので、その時間を貴重にしてもらいつつ、バンドメンバーがちゃんと揃った状態で練習することを大切にして欲しいと思います。

ー 部長、副部長から三宅先生に一言

竹田:三宅先生はギターがすごくうまくて、夏休みなどには講習を開いてくれるんです。馴染みやすくて、とても尊敬できる先生です。

秋月:私はクラスの担任も三宅先生です。いろいろと親身になってくれて、常に「生徒から物事がどう見えているか」を考えてくれる先生だと思います。

ー 高橋先生に一言

竹田:高橋先生は美声です! 部内ライブでは三宅先生がアコースティック・ギターを弾いて、高橋先生がボーカルとして歌うユニットでよく演奏してくれるので、いつも楽しみにしています。

ー 顧問の先生から部員に一言

三宅:なりたい自分を目指して、これからも頑張ってください。 高橋:普段からすごく楽しそうに活動しているので、これからも続けていって欲しいですね。また、今日のクリニックでたくさん刺激を受けたと思うので、教わったことを家で復習するなど、今後も自分を高めて頑張って欲しいと思います。

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