脳内年齢

命あるものの宿命として誰の身にも起こる老化現象。若い人には想像もつかないだろうが、加齢が進むに連れて身近に感じる時はやってくる(のだろう。幸いなことに、今のボクには老化というほど衰えた意識はないです笑)。では、いつから老化するのか、何をもって老化と言うのだろう。

ボクは、これまでやったことのないことへの挑戦をやめてしまうことが老化の始まりじゃないかと考えています。見るもの聞くものすべてが新鮮と言う時期は若者の特権でしょう…笑。齢を重ねていくとそれが過去の経験として、あの時はこうだったから何々だ、これはああだったからこうなったという経験が思い起こされるようになります。それはそれでありがたい一方で、未知や未経験なことへの冒険や挑戦ができなくなる。きっとこうだという過去の経験の近似値を類推することが挑戦の邪魔をするのでしょう。新しいことにチャレンジしなくなることが老化、または老化の始まりなのかもしれない。

80歳、90歳になっても余裕綽々で生きている人を見ると、肉体的には加齢は見られるものの、精神的には若い頃のままと言うことがあるように思います。好奇心旺盛な人はいくつになっても気持ちが若い。つまり、老化現象は脳内で起きているのじゃないかと思うのです。だとすると、(現在の医学では)肉体的老化は止められないが、精神的なものが肉体的老化を抑制する効果があるんじゃないか。「ボーイズ・ビー・アンビシャス」と北海道大学のクラーク博士が言ったらしいが、ボーイズでなくてもいいのじゃないか。歳をとってからでも…いや、死ぬまで夢を見るのも悪くない…笑。想像力=クリエイティビティーは脳内を活性させる。それが肉体の老化を抑えることになると思うとワクワクしますね。

ミュージシャンやアーティストから会社経営者まで、70歳~80歳になっても元気でかっこいい人がたくさんいます。政治家もそうですよね。脳に適度な緊張感を与えたり、若者と一緒にいることで気持ちが若くなるのでしょう。周囲が若いからそれに自分も影響されるって言うことだと思います。そう考えると、若くありたいのであれば同世代のグループには入らず、自分より若い連中と一緒に行動するとよいのではないでしょうか。そんなことを考えていると、高齢者の医療問題は治療することより、高齢者と若い世代との交流を活発にして、気持ちを明るく持つことで病気の予防に繋がるのではないだろうかと思います。昔から言うじゃないですか、病は気からって。要は気持ちの持ちよう。それって脳みそ次第ってこと。人間って面白いなぁ。(21/04/02)

三谷佳之:全国学校軽音楽部協会理事長/日本部活動学会理事/株式会社ミュージックネットワーク代表取締役/DiGiRECO編集長/@BLOODSABBATHギタリスト◉電子・電気楽器/DAW系機器の横好き/ヘヴィメタル好き

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